私は、アスファルト舗装工事に永く携わって来ました。 敷き均すという技術の延長で、テニスコートや野球場、また、学校や幼稚園の グラウンドなどの施工をすることも多くアスファルト屋でありながら、日本国中の道が黒い舗装になってしまったこと 交通には便利であるが、その無味乾燥さに違和感を覚え、次第に、土について興味がわき、勉強を始めました。

 
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下鴨神社さん、上賀茂神社さん、龍安寺さんの境内のお仕事をするなかで、ますます、土に、砂に、そして、境内の景観や樹木・造園・排水に興味が湧いて きました。 有名な京都の白川砂も、災害防除・風致保全の観点から採取出来なくなって来ました。 白川砂に替わる白砂のご要望も出てきました。 外国から輸入もしました、国内の花崗岩を粉砕し”白川砂”として販売している会社の製品も勉強しました。 白さのこと、出来るだけ円い形状のこと、均一な色のこと、等々、なかなか、 良い「白砂」は、見つかりません。

ようやく、白川砂より、より白く、美しい白砂ができるようになりました。 勿論、国産です。 このきれいな”白砂”で、日本の神社を、お庭を美しくしたいと思います。

白砂を敷き均しますと、きれいになります。 その美しさを永く維持するのには、白砂の下・・路盤が重要な役目を持ってい ます。

私は、現在、永年の使用によりよく固まっている土の路盤を、掘り起こすこと なく、勾配の修正や、土をより固くする工法で、水溜りの解消、防草、埃の防 止、が出来ないかと、勉強をしております。それも、安全な無公害の方法で出 来ればと、考えております。 土は、生き物です、境内・歩径路・陸上グラウンド・サッカー場・ラグビー場 求められる固さが違うのです。 お施主様と、相談いたしながら、よりよい土の作品を作りたいと思っております。